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今回のお題は卒業。わが長男も気がついたら小学校卒業です。来月から中学生?こいつが?(笑)ところで小学校の卒業式では、仰げば尊しのピアノ伴奏を児童から選ぶということになって、愚息もエントリーしちゃったんですよ。いつもはピアノばっかり弾いている僕を冷たい視線で見ているカミサンも、教えてあげてとのたまう始末。
子供にとって親から教わるということほど嫌なことはありません。ま、それはそれとして、軽くレッスンしてあげました。できてきたと思ったら、また壊す。ここは強くと指示して、それができてきたら、力はいれちゃだめ、テンポを崩しちゃだめ、やわらかくと逆の指示。カミサンは折角まとまりかけては「壊す」もんだから、もうちょっとわかりやすく教えてと横から口を出す始末。
妻よ、わかっちゃいないな。こういう混乱こそが芸術を生むのだ。NHKのスーパーピアノレッスンでも先生の言葉についていけなくて、生徒が思わず「混乱しちゃってもうだめです。」みたいなコメントをしていましたが、そういう混乱こそが大事なのです。愚息はといえば、ちゃんとがんばっているではないか。健気にもいやがっていないぞ。むしろやってはいけないのは、教え方について本人を前にして横から口を出すこと。自分がやらされている状況自体を疑ってしまうではないか。
と書くと、さもスパルタ教育をしたかのような印象ですが、実際は、自由に弾かせて、たまにアドバイスするくらいでしたよ、本当の話。結局、本人の弾きたいという気持ちが持続することが一番ですから。そうこうするうちに、結構弾けるようになるもんですね。
仰げば尊し /MP3 (707k 070310録音)
結果は最終4人に残って、そのうち僅差の2位だったそうで、おしかったねぇ。ヤマハのグループレッスンにお遊びで行かしている程度なのに。学年に一人か二人は本格的にピアノ習っている子供がいるはずで、そんな中で本当に偉いぞ。
というわけで、晴れの卒業式に行ってまいりました。個人的興味は・・・もちろん1位のお子さんの伴奏。ふむ、メロディーライン(右手の小指)の浮き出し、ぺダリング、間違いなくこの曲を先生のところに持っていって本格的にレッスン受けたに違いない弾きっぷり。さすがです。結局カミサンに横槍を入れられて、教えずじまいで遠慮した部分じゃないか!な〜んて。ま、そこまで執着して1位をとってこいなんて気迫がないのが我が家の家風か?6年間充実した学校生活を送ったに違いない愚息へ。おめでとう。(2007年3月23日)
今回は小学2年生になった次男について。(思いっきり親馬鹿の話題です。すみません。)お題は「音楽」・・・ではなく「国語」。彼が一年のとき宿題で「ことばあそび」というのをやっていました。ことばあそびというのは、まず適当なことばを選んで、それを各行の頭文字にして文章を考える・・・ええい、説明するとややこしい。たとえば「トマト」という言葉を選んだとして
とれたて
まっかな
とまと
みたいな文を作るというもの。
彼が選んだお題は「ともだち」。できた文章は
とんとん
もしもし
だいすき
チュッ
他にも3つ4つ作ってたと思いますが、これだけ妙に心に残っていました。そして一年後、生意気にも2年生になり(でも背が小さくて、たいていの1年生より小さい)、学校の国語の授業でこんなテーマで作文を書く時間があったそうです。
1年生におしえてあげたいことは、何ですか。
ぼくは○○○について、おしえてあげたいです。
★おしえてあげたいことについて、くわしく書きましょう。
で、愚息の作品はお題が再び「ともだち」
1年生におしえてあげたいことは、何ですか。
ぼくはともだちについて、おしえてあげたいです。
★おしえてあげたいことについて、くわしく書きましょう。
人にやさしくしてあげてください。
けったりたたいたりしたらすぐにあやまってください。
またはともだちがやってきたらやりかえさないでください。
このようにするとともだちがふえますよ。
ともだちをふやしてね。
う〜ん。他愛のない作文ですが、親としてこういう文章を書くようになったかと思うと、何となくほっとします。そのくせ、兄とはしょっちゅうポカスカ。(同レベルで喧嘩する兄も兄!)言動不一致も甚だしい。(2006年5月20日記)
長男は小学校5年!そして次男もこの4月から小学生となりました。重いランドセルにふらつく姿を見て心配する親をよそに、本人は兄と同じ学校に通えるのが嬉しくてたまらない様子。普段、話にしか聞いていなかった兄の友達と、通学途上で初めて直に対面し、やさしく声をかけられてすっかり有頂天です。音楽狂いの父として二人の子供には、母親のおなかの中にいる時から、いろんな音楽を聴かせてきました。胎教モーツァルト?そんなものは僕は信用しません。もっと原初のパワーを感じるようなR&B、ヘビメタ、レゲェ・・・クラシックだってストラビンスキーやら武満やら何でもありです。そんな兄弟が、最近気に入っている音楽を順不同、ジャンル不問でざっとまとめてみました。(2005年5月7日)
まずは70年代後半にディスコ界を席巻したシック!やはりダンスビートが子供心にはまるのか。タラッタッタラッのイントロが始まるやCHIC!CHIC!の大合唱。パパはGood Timesの方が好きなんだけどな・・・
いきなり王道のベー様ですが、この壮大な変奏曲のテーマが結構お気に入り。嘘か真か、生前のベートーヴェンが自作の9つの交響曲で一番好きなものはと聞かれ迷うことなく3番と答えたとか。長男がフンフンフ〜ンと鼻歌で歌いだしたのが第4楽章のテーマ。
今もソロで活発な活動を続けるStingが中心となり結成されたポリス。とても3人組とは思えない衝撃的な音作りで80年のロック界の最前線を切り開きました。その中からのお気に入りはMessage in a BottleとDe Do Do Do, De Da Da Daの2曲。Chicと同様覚えやすいリフレインが子供心にはまるのでしょう。Sending out an SOS!を聴こえたままセンディダ〜ダネッソ〜エッと意味も分からず絶叫する二人。楽しそう。
ポリスが気に入ったのならば、と聴かせたのがこれ。やっぱりはまった。Stolen from Africa...Brought to America...そうそう、アフリカとアメリカ、アクセントの位置が違うでしょ。わかればよろしい。ゲラッタンダッゲラッフォ〜ヨライッ!そうそう、決して指示待ち人間になんかなってほしくないからね。
この組合わせを見て、はは〜んと思った方は相当なディズニー通&クラシック通。どちらもディズニーアニメの伝説的な傑作ファンタジアの挿入曲です。正統クラシックファンからはディズニーによるアメリカンカルチャー汚染を批判する声もありますが、それでも破壊的な生命力を持つ春の祭典を太古の恐竜にリンクさせた発想はお見事。映像による刷込みの懸念もありビデオはあまり見せず、今は純粋音楽としてCDを聴かせています。無調音楽に抵抗なく入れたのはディズニーのおかげ?メシアンやら武満やら聴いているとカミサンは嫌がりますが子供たちは平気・・・というか怖いとか綺麗とか面白いとかちゃんと反応してくれます。
モーゼの十戒の物語をベースにしてヨーロッパで大変評判になった全編フランス語のミュージカルです。会社のお取引先がたまたま日本公演のスポンサーということでチケットを2枚いただき、「ただならば」と長男と二人で期待半分で行きましたがこれがなかなか良かった。帰ってきたその日にサウンドトラックCDを購入しました。何せ音楽が珠玉!フランス語独特の歌がこれまた美しい。中でもヘブライの民がついに自由の身になった嬉しさを歌うL.I.B.R.E、義兄弟の契りを結んだにもかかわらず運命のいたずらにより敵対する間柄となってしまった苦悩をモーゼと義兄のラムセスが歌いあうMon Frere(兄よ、弟よの意)が二人のお気に入り。うまくカナ文字では表現できませんが、聞こえたまんま歌う二人の歌はそれなりにフランス語に聞こえるから不思議(親うましかですみません)。とりわけ兄弟をテーマにした曲を気に入ってくれたのも嬉しい限り。声をそろえてMon Frereと嬉しそうに歌ってくれます。純粋な音楽としてこのCD強くお勧めします。
リズミカルで覚えやすい、かつ品があるテーマ。そして絶妙にからむオブリガード。こういう曲を気に入ってくれると本当に嬉しくなります。
モーツァルトの交響曲中有名な40番とこの曲のみが短調です。軽やかさ、優美さのイメージが強いモーツァルトですが、僕自身はその背後に潜む陰惨なまでの悲しさにも魅力を感じます。モーツァルトを嫌いな人はおそらくこの部分を本能的に嗅ぎ取って好きになれないのだと確信します。逆説的ですが、僕はこういう人の音楽観をむしろ好ましいと感じます。と大人の能書きはさておき、アイネクライネ・・・のような男の子にとっては退屈極まりない(失礼、僕自身は好きですよもちろん)曲を無理やり押し付けてクラシック嫌いになられるよりは、こういう感情が強くビートに出ている曲に素直に反応してくれる子供たちを心強く思います。(再び親うましか・・・)
2004年のコーナーにも書きましたが、未だにアレサ・フランクリンは二人の愛聴CDです。Chain of Foolsだけでなくレパートリーがどんどん増えていく。しかもいずれも60年代のナンバーってところが泣かせる。今度ブルースブラザーズでも見せようかな・・・
僕の子供二人も近所のピアノレッスンに通っています。プライベートではなく、グループレッスン。歌ありクイズありの気楽なもの。僕としては本格的に習わせたい気持ちもありますが、他にサッカー、水泳と近頃の子供は何かと多忙。無理強いは控えています。二人とも楽しんでいるので、それでよしというところ。(2004年6月21日記)
ひさしぶりに、子供の演奏アップしました。(長男:ディアベリのアレグレット)(次男:おはよう、小熊のマーチ)(2004年9月11日)
生年月 | 1994年10月(星座:さそり座、血液型:O型) |
学年 | 小学校4年生(2004年6月現在) |
性格 | ボーっとしているのか飄々としているのかよくわからない。 |
ピアノ | 記憶力に頼り、曲を頭で覚えてしまうため、なかなか楽譜を読めない。練習はあまりしないくせに本番には滅法強い。要領良すぎる分、長期的には成長しないタイプか・・・ |
生年月 | 1999年3月(星座:うお座、血液型:A型) |
学年 | 幼稚園年長「ひまわり組」(2004年6月現在) |
性格 | おちゃめ。人を笑わせることを無上の喜びとしている。早生まれで非常に小柄ながら、運動神経は比較的良いほうか? |
ピアノ | リズム感が良い。ただし、頑固なところあり。途中でつまづくとそのまま誤魔化して先に進むことができない。必ず頭からやり直す。 |
おまけ | 最近はアレサ・フランクリンのChain of Foolsが大のお気に入り。あのリズム、あの声、何か感じるところがあるのかイントロが始まるとノリノリで歌いだす。Ch-Ch-Chain! Wow-wow!!とシャウトも堂に入って、英語の発音もたいしたもの。 |